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貸付金

  • 貸付金がある会社は、社長に問題あり!
    どういうことでしょうか?

貸付金とは?

個人や企業に対して、貸し付けたお金です。

なぜ社長はお金を借りるのか?

中小企業は、株主と社長が同じである事が多いため、社長は「会社=自分の財布」という感覚に陥りやすく、“会社が社長にお金を貸す”というていで貸付金が発生する事があります。

その原因は、主に2つあります。

1.社長にお金がない

会社が赤字になると、資金繰が厳しくなります。
そのため、少しでも多くのキャッシュを残そうと、会社と社長個人、両方の税金を減らす手立てを考え始めます。
とはいえ、脱税など法律違反は出来ません。
合法で出来る方法として、役員報酬を下げるか、支払わない事で、所得税や社会保険料を減らそうと考えます。

しかし、生活に必要な金額以上に役員報酬を減額してしまうと、社長が生きていけません。
そのため、お金のなくなった社長は、会社からお金を持ち出すしかなくなり、貸付金が発生します。

2.社長が無駄遣い好き

例えば、赤字会社の社長が、分不相応な自宅用の億ションを欲したとしましょう。

自宅用マンションは会社とは何も関係ないので、個人で借入れをし返済していくのですが、億単位の借入れは、30年ローンだとしても年間数百万円の返済になります。
高額な返済によって社長の生活費が足りなくなり、会社からお金を持ち出すことになり、貸付金が発生します。
借入れを払う為にお金を持ち出すのではなく、「何となくお金がないから持ち出す」という状態になってしまうのも特徴です。

そもそも、個人に大した与信はありませんから、そんな大金はどこも貸してくれません。
そのため、会社名義で個人的な借入れをしてしまう、というパターンもあります。
その方が与信もあるのでローンが通りやすく、金利も安いからです。
結局それは、社長への貸付金になります。

貸付金は最小限に

役員への貸付金は、役員報酬で社長個人の生活が成り立っていない、ショートしている証拠です。
しかも、お金のない社長が会社にお金を返さなくてはならないので、大きなゆがみが生じています。

当然、銀行の評価は下がり、会社の与信も下がります。
与信が下がると、銀行からの借入限度額も小さくなり、金利は高くなります。
仕事の取引も、してもらえなくなります。
会社が、どんどんマイナス方向に進んでいってしまいます。

出来るだけ、貸付金を発生させないようにしましょう。

【参考】

決算時には役員への貸付は最小限に!!

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