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保険料

  • 保険と付くものを、何でも「保険料」で処理してはいけません。
    経費になる場合、ならない場合で勘定科目は変わります。

保険料とは?

保険には、大きく分けて「生命保険」と「損害保険」の2種類があります。

生命保険は、主に「ヒトの命」に関わるリスクに備える保険です。
病気や怪我の治療、万が一のことが起きたとき残された家族への補償の他、学資保険や個人年金なども生命保険に分類されます。

損害保険は、「ヒト以外」つまり物や財産に関わるリスクに備える保険です。
自動車保険や火災保険などがあります。

これらの保険契約に基づいて支払う保険料のうち、経費で落とせる部分を「保険料」と言います。

経費になるもの

いわゆる“掛け捨て”タイプの保険は、全額経費にする事ができます。
生命保険も、損害保険も同じです。

掛け捨てタイプの保険は、保険期間内に、怪我や病気、事故や災害等の保険で保障されるべき事象が起きなければ、支払った保険料が戻ってくる訳ではありません。
毎月の保険料は、万が一のリスクに備える為の経費です。
そのため、「保険料」で処理します。

経費にならないもの

「貯蓄型」の保険は、経費にすることが出来ません。
例えば「100万円払ったら、保険期間満了後に100万円戻ってくる」という保険であれば、ほぼ貯金と同じだと考えられます。
そのため、資産科目で処理する必要があり「保険積立金」を使います。
貯蓄型は、生命保険によくあるタイプですが、損害保険であっても考え方は同じです。

では、「100万払って、80万円戻ってくる」タイプの保険は、どうなるでしょうか?
20万円はいわゆる掛け捨てで、経費になるので「保険料」で処理します。
戻ってくる80万円は、貯金と同義に考えられるので「保険積立金」で処理します。

このように、ひとつの保険契約を別々の勘定科目で処理すべきケースもあるので、なかなか複雑です。

しっかり確認を

多くの場合、掛金が小さい保険は、掛け捨てが多いので、「保険料」として経費に出来る可能性が高いです。
逆に、掛金が大きくなると、資産型・貯蓄型の保険である事が多く、経費に出来ない可能性が高いです。
何でもかんでも「保険料」という訳にはいかないので、契約をする際に、良く確認をしましょう。

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