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コピー機を借りたのですが、解約できませんか?

  • 当社は後継者がなく、今月末での廃業を決めていました。
    3ヶ月前、突然コピー機が壊れたので、オススメだという新製品をリースしました。
    どうせ借りるなら新製品が嬉しいと思い契約したのですが、現在、解約しようにも出来ません。
    解約するなら残り5年分の使用料を払えと言われました。
    なんとかなりませんか?
  • 残念ですが、リース契約とはそういうものです。
    契約をしてしまったなら、リース残額分を全て支払うしかありません。

何かを借りる契約には、「レンタル」と「リース」の2種類があります。
どちらも日常生活で耳にする言葉ですが、意味は全く違います。

レンタル契約は、例えばDVDや自動車など、レンタル会社が所有している物を借りる契約です。
契約期間は短期間であることが多く、いつでも自由に返却(解約)できます。

対して、リース契約は、希望の品物をリース会社に購入してもらい、それを借りるという契約です。
契約期間は中長期に渡り、自由に解約出来ません。
どうしても途中解約したい場合は、残額リース料相当の金額を支払います。
簡単に言えば「自分のものにならない割賦購入」です。

今回のパターンは、廃業までの3ヶ月間のみ、新しいコピー機を「レンタル」したいと考えていたのだと思います。
しかし、契約したのが「リース」だった為、残額リース料を支払う事になってしまいました。

契約する際、契約書をしっかり確認しましたか?
廃業の話をしてもなお、リースを薦める営業マンにも問題はありますが…
騙されない為には、「レンタル」と「リース」の違いを理解し、契約書をしっかり読み込んで自衛する必要がありました。
何も考えず、言われた通りにハンコを押す事だけは、絶対にやめましょう。

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